2023.11.10
IDEC製ミリ波レーダセンサ 解説と実演映像!
今回はタンクの水位測定に最適な【IDEC製ミリ波レーダセンサ】をご紹介します。
動画の後半では実際に使用した様子をご紹介しますので最後までご覧ください。
デモ映像▶ 2:39
◆ミリ波レーダセンサとは
ミリ波を対象物に照射してセンシングを行う機器です。
自動車の追突防止システムに利用されているセンサと言えばイメージしやすいかと思います。
◆IDEC製ミリ波レーダセンサの特長
① 反射の弱い物体を透過し内容物を検知
ミリ波の性質から樹脂やガラス窓を透過して検知することが出来るため、タンク等の内容物を容器に穴をあけるなど手を加えることなく検出することが可能です。
*動画の後半で遮蔽物を挟んだワークの検出を実演
② 検出物の色や光沢に影響されない安定性
色や光沢で検出距離が変化したり、検出不可にならないため、対象物のデザインの変更があった場合でも再度調整する必要はありません。
③ Bluetooth接続で設定変更がカンタン
各種設定は専用のアプリケーションソフトで行います。
データのモニタリング・ロギングも可能となっております。
*動画の後半で実演
◆使用例
ミリ波のもつ「電波に対する反射率の低いものは透過する」、「近距離の対象物を検知しない」という特長から、 画像のように樹脂製のタンクや内部確認用の窓越しにタンク内の水位を測ることが可能です。
タンク内部に機器を取り付ける必要がなく、取り付けの為にタンクを加工する必要もないため非常に簡単に使用することができます。
水蒸気やミスト環境であったとしても問題なく検出することが可能です。
◆実演映像
①ミリ波レーダセンサとアプリケーションソフトの接続方法
今回は電源にIDEC 「手軽に持ち運べるセンサチェッカー」を使用しております。
PC上でアプリケーションを起動させると、自動的に接続可能なセンサを認識し画面に表示されます。
センサを選択し「次の画面へ」をクリックするだけで接続は完了です。
アプリケーションソフトは IDECのホームページから無償でダウンロードが可能です。
②実際に使用した画面 画面グラフの縦軸が電波強度を表しており、横軸が検出物との距離を表しています。
現在検出物が600㎜前後の位置に、電波強度5000でいることが確認できます。
③対象物を動かして検出してみた
対象物の移動に応じ画面の距離の値が変動していることが確認できます。
④「タンクの水位測定」を仮定した実験
センサ直前に遮蔽物を置き検出できるか確認します。
遮蔽しても問題無く検出できていることがご確認いただけます。
ミリ波レーダセンサのご紹介は以上となります。
弊社は津市にも事業所を構えているため、北勢だけでなく伊賀・中南勢地域にも幅広くご対応が可能です。
三重県内のみならず、愛知・岐阜のお客様にも安心してお任せいただけます。
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